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摂心会について

摂心会(せっしんえ)とは

摂心とは、心をおさめて散らさずという意味で、この期間は、万事なげうって禅の修行に専心するのです。
したがって、原則は道場に詰めきり、一同寝食を共にします。
しかし、仕事などでやむを得ず外出するときは、直日(じきじつ)という役職の許可を得て退出出来ます。



標準的な日課

5時      起床(直ちに洗面、室内清掃)

5時30分    静坐(坐禅)

6時30分    参禅(師家に見解を提示)

7時30分    朝食

8時30分    作務開始(庭木の剪定・草取り等)

10時30分   静坐(坐禅)

11時30分   参禅(師家に見解を提示)

12時     昼食(昼食後、2時まで随坐。昼寝も可。)

2時      作務開始、4時に作務止め

4時30分    静坐(坐禅)

6時      夕食

7時       講本下読み

7時30分    提唱

提唱後     参禅(師家に見解を提示)

10時     就寝(開枕:かいちん)





結制茶礼(けっせいされい):
結制とは、「仏の制度を結ぶ」ということで、摂心会の前日、厳粛に茶礼が行われます。”明日から始まる摂心会”に際して、葆光庵丸川春潭総裁・師家より垂示が示され、役位の任命があって、共に茶菓をいただきます。

役位(やくい):
摂心会を厳修するために、上記の師家より任命される堂内役位は、師家の意を体して摂心会を運営します。
役位には、以下の直日・助香・助警等が有ります。

直日(じきじつ):
禅堂の責任者です。直日は修行の先頭に立って、他の役位を督励し、堂内のきまりを保ち、静坐や作務の指揮をします。

助香(じょこう):
直日を助け、直日が差し支えのあるときは、助香が直日の代行をします。

助警(じょけい):
修行者の姿勢、態度を直し、怠けないように骨を折らせる役で、警策を持って随時堂内を巡ります。

聖侍(しょうじ):
禅堂の入り口に坐って、みだりに出入りしないよう取り締まります。静坐中に禅堂に出入りする者は、その許可を得なければなりません。提唱のときは講本侍者となります。

殿司(でんす):仏殿の係りで、喚鐘を保管し、参禅・提唱・茶礼などのときにこれを打つ役です。提唱のときの準備と後片付けの責任を持ちます。

以上のほかに堂外役位として、会計係配膳係(典座)などがあって、皆の世話をします。
隠侍(侍者)は師家の身の回り一切の用事を果たします。


食後に休憩時間はありますが、昼寝以外に身体を横たえることは禁じられています。
煙草は所定の場所で吸い、摂心期間中の雑談は一切許されません。

提唱
講座とも呼びますが、学校の講義とは本質的に違います。提唱は「宗綱を提(ひっさげ)もち来って、大衆の面前に唱え出す」ことです。師家自身が体得している如是法を、講本をかりて、そこにまけ出すのです。初めての方は耳慣れぬ用語も多いので難しく思われるでしょうが、耳で聞き頭で理解するのではなく、全身を耳にして三昧(ざんまい)に聴聞します。
提唱の前には、師家は釈迦牟尼仏に大展礼拝(だいてんらいはい)します。会衆は、開始前に白隠禅師『坐禅和讃』を、最後に『四弘誓願』を唱和します。なお、聴聞は坐禅の形で行い、洋服の場合は上着を着用してください。女性の場合は袖なしの服は遠慮してください。講本は直に床には置かず、かならず講本カバーを使います。

参禅
参禅とは、入門者が師家からいただいた公案をいのちがけで工夫し、その見解(けんげ)を師家の面前に提示し、その浅深邪正の勘別を乞う修行です。一人一人、隠寮(師家の部屋)に行き、一対一のまことに厳しい独参形式で行われます。他に類を見ない独特のもので、学人が真剣に骨を折れば大いに力を得ることができます。

尚、この参禅の場で私たち一人一人と師家との間で交わされる会話の内容は、他言は厳禁ですので注意が必要です。

作務
作務は、坐禅による静中の工夫を、清掃や除草などの動態に移して、動作中に工夫を続ける修行です。同時に団体行動の中で協力して作業をやりぬくことも修練します。単なる肉体労働や勤労奉仕ではありません。作務では、"段取り・真剣・尻拭い"の実修が肝要です。作業にふさわしい服装をします。

食事
配膳係りが細心の注意をはらい、心をこめて作った食事を会衆は法体を護るために合掌していただきます。食事の前後には『食前の文』、『食畢の偈』を一同で唱和し、静かによく噛んで味わっていただきます。食事をするときは、予め食事表に記入してください。食器は専用としますので、食後は必ず各自で洗い、いつでも清潔にして所定の場所において置きます。

作法
摂心厳修中は、終始一貫して本参の話頭(ほんさんのわとう;師家からいただいた公案)の工夫、未入門者は数息観の工夫に専念し、余念を混入してはいけないわけですから、堂内を歩くときは叉手当胸(胸の上で右手を上にして両掌を重ね、両手の拇指を他の指から離し合わせる。胸裡に公案を堅持し工夫するという精神のあらわれ)します。禅堂に入ったら、文殊菩薩掛け軸の正面に立って合掌して問訊(文殊菩薩の境涯に一如すること)します。
禅堂、食堂、浴堂は三黙堂といわれ、私語は一切禁じられています。その他の作法は役位などのやりかたにならってください。

その他
初めて参加された方は、新到者名簿に住所と氏名を必ず記入してください。また、所定の名札に姓名を書き、左胸に名札をつけてください。なお、毎日出頭簿に署名してください。
普通の催しものと違い、初めての方には勝手のわからない点が多いでしょうし、誰も親しく声をかけてくれないので不親切だと思われる点もあるでしょう。しかし、以上に述べた摂心会の本質を理解して、正しく修するようにつとめてください。不明点や困ったことは、遠慮なく接待係やその他の役位に聞いて、いいかげんにしないようにしてください。

願文、諷誦
摂心会において唱える願文、諷誦は次のとおりです。暗記するまでは手に持って大きな声で奉唱してください。
①食前の文 ②食畢の偈 ③坐禅和讃 ④四弘誓願文

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